ブックソムリエールが選ぶ料理本

料理は得意ではない。 と言うと「えーーーそんなことないじゃーーーん」とか言われてしまうわたくしですが、ホントに料理は得意ではありません。パティシエールですからね、私。マリーアントワネットですからね。 …と、言いつつも、母が亡くなってからこの2…

アロマテラピーで認知症予防、一考

2月にインターネットのニュース欄で「アロマで認知症予防」というタイトルを目にしました。その瞬間、「でたー、アロマテラピー協会か何かのマーケティング!」と思ってしまった。これ、また納豆とか鯖缶みたいに、店頭からアロマテラピー用品がなくなるんじ…

☆風が強く吹いている

風が強く吹いている (新潮文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/06/27メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 137回この商品を含むブログ (193件) を見るここ何か月か本を読んでないなぁと思って手に取った一冊。通勤時間にじっくり読もう…

タッちゃんとか、南とか。

年末に掃除をしていたら自分の卒業論文が出てきて、あら懐かしいわ〜と思って読んでいたのだけど、当時の私と現在の自分では考えていることがあまりに違っていることに驚き、それについてここに書いてみようと思ったら全く筆が進まなくなり、結局2月になって…

お見合いマスター養成講座10

Marisolが婚活を通して心掛けていたこと…というより、担当の仲人さんにいつも言われていたこと。それが「焦れ、でも無理はダメ」。 「焦れ、」というのは、崖っぷちにいることを意識しろってことです。次はもっといい人がくるかも…とかいうへンな余裕で、い…

プッチーニ作曲「私のお父さん」

あ、オペラとは全く関係ない内容ですみません。(でも好きなオペラ歌曲です、「私のお父さん」)両親とはこれまで非常にさっぱり薄味の関係を築いてきた私ですが、この1年近くの父との関係といったらこれまでの30年で最も濃く、アツい状態となっております。…

お見合いマスター養成講座9

このブログの人気ナンバーワン役者が復活します!!!・・・と言いたいところなのですが、当のMarisolさんは、思わぬところでパートナーを見つけ、先日遠いお国へと旅立ってしまいました。私の手元に残されたのは、情報開示のゴーサインが出たお見合いネタ帳…

儚きことは美しきかな

永遠に続くものではなく、いつかこわれてしまうものこそが美しいーという考えに基づくならば、親にとって、子どもの成長していく姿ほど美しいものは無いかもしれない。どれほど願っても、1分1秒たりとてその姿をそのままに留めておくことは叶わず、子供たち…

マオリ族パワー炸裂!  〜"熾烈な歯列矯正"番外編〜

う〜む、妙齢の男性向け広告みたいなタイトルだ(妙齢って本来の意味ではなく、「微妙な年齢」の略)。本当は「漲る!マオリ族パワー」にしようと思ったけど、やめました、さすがに。 さて、何がマオリ族かって、マヌカハニーという蜂蜜をご存知でしょうか。…

★Trick or treat! 的な。

かぼちゃのモンブランタルトです。時節柄、レシピサイトもかぼちゃだらけになるので、なんだか強迫観念にかられるようにかぼちゃスイーツを作ってしまふ。そういや昔、「The かぼちゃワイン」というマンガがありましたな。子どもながらにかなりイラつくマン…

For Finn, for Cory

あまり海外ドラマを熱心に見る方ではありませんが、そちら系の内容を扱う某出版社の編集者・テツママがすすめてくれるものは、極力観るようにしています。彼女は私のセンスをわかっとるけんね…その流れで、この数年ハマって見続けてきたのが、全米を熱狂の渦…

わりと熾烈な歯列矯正の日々

(虫歯も無いのに抜かれた私の4本の永久歯たち。見苦しいので画像に加工を施しています)突然ですが、今年に入ってから「歯列矯正」を始めました。4本の健康な歯を引っこ抜き、矯正装置をつけて、既に10ヵ月目に突入しています。そう、いわゆるアグリーベテ…

愛を込めて花束を

"無理に描く理想より 笑い合える今日の方がずっと幸せ" よか歌です。Superfly。 さて、今年もまた母の誕生日が巡ってきて、仏壇にちょっと特別なお花を飾ります。母が亡くなってからは特にそうですが、宗教を問わず、こうして亡くなった人を偲んで何かを捧げ…

☆色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: ハードカバー クリック: 3,074回この商品を含むブログ (334件) を見るじっくり読もうと思ったら結局一日で読み終わってしまった。。 村上春樹…

順番よりも、瞬間の閃きが大事

(↑デキ婚を助長する記事ではない) 2013年のゴールデンウィークが終わる…気づいたら7ヵ月もこのブログを触っていないことになる。ブログを更新しないと「nacci、何か落ち込んでいるのでは」などと心配して下さる方もいらっしゃるのですが、7ヵ月間ずっと落…

(日記ではありません) 書籍リスト

【日本の小説・ものがたり・エッセイなど】 村上春樹 海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 海辺のカフカ (下) (新潮文庫) ノルウェイの森 上 (講談社文庫) ノルウェイの森 下 (講談社文庫) 風の歌を聴け (講談社文庫) 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド…

延命治療と臓器提供のこと

重い!!!こんなしょうもないブログにこんな重いテーマを書いたら、画面がフリーズしそうです。でも書かなくちゃ。母親を亡くしたのち、「私の想い」として親しい人には直接伝えてきたけど、なるべくたくさんの人に、いちどじっくり考えてみてほしいことな…

It's a small world

3か月ぶりにBarの扉を開けて、空気を入れ替えて、カウンターを拭いて…。そんな風情で、しばらく書けなかった(というか書く時間もなかった)徒然を、また綴っていけたらいいなと思います。自分の中にあるものを文章という形にして外に出すことが、やっぱり好…

☆しあわせのパン

映画は観ていません。会社の「ふれあい読書棚」(←いま名づけた)から借りてきました。三島有紀子という著者名が気になる〜…と思ったら、やはり三島由紀夫好きなお父様がつけた名前らしい。ある意味、キラキラネームですね☆さて小説の方は、一日で読める短いも…

日傘の女

日傘がなければ、生きてゆくことさえできない儚いわたくし…(まだ源氏物語をひきずっている)。日傘を利用するようになってかれこれ10年…以上?3月から10月くらいまで、雨が降っていなければ基本的に毎日使います。そういう意味ではたしかに消耗が激しいもの…

☆あさきゆめみし(マンガ)

つい、ついうっかり本棚の『あさきゆめみし』を手にとったら、最後まで読んでしまった…。おなじみ、マンガ版の源氏物語ですね。マンガとはいえ、トータルで6時間以上読んでいたことになる。いやぁ…無駄なような、豊かな時間。この先一ヶ月くらいなら、「源氏…

平清盛はぜんぜん面白く"なく"ない!

視聴率の低さが話題になってしまっている大河ドラマ「平清盛」。果たして、あれのどこがどう面白くないのか、詳しく説明してほしいよ…。面白いじゃん。興味のない人は元から見ていないはずだから、要は「昔からの大河ファン」に人気が無いってことだよね。そ…

はじめての歌舞伎

観劇で感激!!! というわけで、生まれて初めて御園座に足を踏み入れました。演目は歌舞伎初心者にもやさしい「石川五右衛門」 by 市川海老蔵丈(←知ってた?これ、歌舞伎役者の敬称)。私の人生って本当にチケット運に恵まれている。今回も、某・超ビッグカン…

6月の北海道は最高!(旅行で行くなら)

4泊5日で北海道へ行ってきました。しごとで…。 人生3度目(←わりと行ってる)の北の大地は、6月のこの時期にしては異例の寒さ、かと思えば強烈な陽射し。それらと戦いながら、ハンドルを握りしめてのロング・ドライブでした。「取材」と言われるこういった仕…

☆1Q84

2年経ってついに文庫化。ハードカバーでは全3巻だったので、てっきり文庫も3巻かと思いきや、まさかの6巻仕立て。新潮社の策略にやられた気がする、、、。文庫で買ってもさして安くならないじゃん!厚くていいから3巻におさめてほしかった。どんだけ厚くして…

☆グレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)作者: スコットフィッツジェラルド,Francis Scott Fitzgerald,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 23人 クリック: 170回この商品を含むブログ …

☆菜の花の沖

このふんどし姿の表紙にどうーーーしても抵抗があり、気になりつつも長らく手に取る事のなかった「菜の花の沖」全六巻(司馬遼太郎)。結果的には衝撃的なほどに面白かったし、「小説」として読んだものの中では、この10年で一番心動かされた作品だったかも…

☆学問のすすめ

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)作者: 福澤諭吉,斎藤孝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/09メディア: 新書購入: 28人 クリック: 416回この商品を含むブログ (170件) を見るべつに慶応ボーイが好きとかいうわけではないのですが(いや、嫌いじゃ…

BLACK SWAN その他いろいろ

Movies I've recently watched.BLACK SWAN 観た友人全員から「すっごいいいよ!」と絶賛だったBLACK SWANをようやく観たよ。真夜中にPCの画面で観るよりは、映画館で観た方がよかったかもしれないなぁ。 わたし的には、「すっごいよかった!」というより、怖…

何と言っても露出は多めの方が好き。

I've been interested in taking overexposed photographs. So lovely! 韓国でEXILIMちゃんを鱈スープに落としてから早や1年。(アントキノ記事) 新しくやってきたNikon氏、一眼でもないのにけっこういい仕事してくれています。最近のマイブームは「わざと…