そうだ キューバ、行こう。(2)


うそ! キューバ旅行記の続きを書こうと思っていて、気づいたら1年半も経ってた…わけがない。書いてないことはわかっていた。しかも続きを楽しみにしていると言ってくれる人が(2人くらい)いたのに、なんだか忙しくしているうちに時間が経ってしまったんだよぉ。こういうことをしていると「気づいたら余命が…」とかなりかねないので、とにかく先に進める。

そうだ キューバ、行こう。(1)と全然違う方式で書きますけど、いいよね。


いやー、キューバで生理になっちゃったよ、という話。これは書かないわけにはいかないよね。もう、大変だったんだから。いやね、女性たるもの「どんな時でも準備しておけ」っていうのは、その通りだと思う。でもね、私の場合「遅れてくる」ことこそあれ、「早くくる」なんてことは、約30年、皆無だったわけですよ。だから、このキューバ旅行のときは自信を持って、何も!まったく!準備せず向かったの。

そう、あの日はキューバ屈指のリゾート地、バラデロのリゾートホテルに泊まっていて、何の気なしに部屋のお手洗いに行ったんだけど、用を足そうとして「え」って声が出たわ。つづいて「コレわたし、病気だわ」ってサーーーっと青ざめたんだけど、「まてまて。これは単なる生理だわ」とすぐに気づいた。で「おいおい、持ってないぞ」と。とりあえずお手洗いから出て、同行の友人に「なぜだかわからないけれど、生理がきた」と伝え、彼女から生理用品を1個分けてもらったものの、「私も使うから、たくさんはあげられないよ」と。ですよねー。

ただここはリゾートホテルなので、物資の少ないキューバでも生理用品くらい買えるだろう、ととりあえずロビーへ向かう。ところが、まだ夜も早い時間だというのに、ロビーの雑貨店は閉まっていた! なんでー! ちなみにここはホテルが点在しているだけのビーチリゾートで、外にスーパーマーケット的なものは一切無い。ロビーで買えないなら、誰かにもらうしかないわけですよ。でも日本人なんてどこにもいなくて、とりあえず、フロントデスクのお姉さんに聞いたよね。そしたら、たぶん私が状況を詳しく説明しようとしすぎたせいか、「部屋にある生理用品を取りに行きたいのに、締め出されて中に入れない」という意味に取ったらしく(なんでや!)、部屋のカギを渡してくるではないか。違う違う、と今度は拙いスペイン語を駆使して、シンプルに伝えてみる。そうしたら、「ごめん、持ってないわー」と。そのときフロントには女性が3人いたのに、全員持ってないと。3人いたら確率的に1人は生理だろうが!と思ったんだけど、もう仕方ないのであきらめました。

なんとかひと晩過ごして、翌日、ロビーの雑貨店でようやく1パック購入。10ドルくらいだったかなぁ。またここでビックリしたんだけど、個装されてないの(笑)。そして、畳まれてもいない。パッケージの中に、“いったんもめん” みたいなやつが10枚くらい、そのまんま入ってたよね。なかなか新鮮。(しかし、キューバのシンプルナプキン、思いのほか使い心地が良かったことは付け加えておく。)そんなわけで、2017年初頭のキューバ、買い物ひとつするのも大変でした。今はまた、状況も変わっているでしょうね。

ちなみにもっとエグい話もあるんだけど、ちょっと書くのも憚られるので、聞きたい人は直接きいてください。以上、おわり!