For Finn, for Cory

あまり海外ドラマを熱心に見る方ではありませんが、そちら系の内容を扱う某出版社の編集者・テツママがすすめてくれるものは、極力観るようにしています。彼女は私のセンスをわかっとるけんね…

その流れで、この数年ハマって見続けてきたのが、全米を熱狂の渦に巻き込んだ(←スゲー安っぽい表現)「glee」。その主役も主役である Finn Hudsonを演じたCoryの訃報が全世界のファンの間を駆け巡ったのは、まだまだ記憶に新しい7月の終わりのこと。奇しくもテツママと2人で久々の食事を楽しんだ翌日に、彼女から「Coryが死んじゃった…」というメールを受け取ったのでした。原因はヘロインとアルコールの混合中毒。彼が今年リハビリ施設に入ったニュースも知っていただけに、なんともいたたまれない気持ちになったものです。私の周囲にもgleeファンはたくさんいるけれど、テツママと私ほどショックを受けていた人はいなかった(._.)我々、ハマり方が尋常じゃなかったのかしら。

glee」は、高校のグリークラブ(邦題の「合唱部」っていう和訳はあまりハマらないような・・・ショークワイアってとこですね)のお話。歌って、踊って、恋して、別れて、またくっついて・・・の、じつに単純明快なストーリーです。歌うとか、踊るとかって、人間が何かを表現したい時にカラダひとつで出来る、とても原始的で根本的なアクションですよね。どっぷりと sing & dance の世界に浸かってgleeを観ていると、自分のハートからわぁっと何かが飛び出して空まで飛んでいきそうになります。たぶんね、これはバンドからオーケストラまで、それがどんなジャンルであろうと、"誰かと奏でる喜び"を知っている人なら、誰でもわかる感覚だと思う。gleeは、観てるだけでもそういう喜びとパワーを与えてくれる素敵なドラマでした。
ちょうど今日のニュースで、「Coryの急逝を受け、gleeは SEASON 6で終了」ということを知らされました。残念だけど、あんなことになっちゃったんだからもう仕方ない。あまりに早すぎたし、原因がドラッグというのも残念すぎるけど、これまでたくさんのパフォーマンスを届けてくれてありがとう。Coryにはもう会えないけど、Gleeの中のFinnにはいつでも会えるよね。これからも、世界中のファンにあの「空まで飛んでっちゃいそうなワクワク感」を与え続けてほしいと思っております。


観てる人にしかわからない、イヤもしかしたら観ててもわからないかもしれないけど、SEASON 3 までの楽曲の中から身を切るような想いで^^マイベストテンを選びました。エピソードへの思い入れも込みでのチョイスです。そこの"gleek"なあなたも、選んでみませんか、あなたのベストテン。(たいがい、半分くらいはかぶると思われ)

【順位はナシ】
Don't Stop Believin'(外せるわけがない1曲。Gleeの代名詞だもの。)
Marry You(Finn母とKurt父のウェディングですね。泣いたよね。)
Teenage Dream(珠玉のWarblersナンバーからも1曲入れざるを得ないよね。)
True Colors(ティナのソロだったか。みんなが色んな色のTシャツで、"beautiful like a rainbow"でした。)
Blackbird(個人的に大好きで、取り上げられて嬉しかった1曲。小鳥のパバロッティが死んじゃった時にKurtが歌う曲。)
Lucky(クイン×サムのデュエット〜。このハモリが大好きなので。)
Smooth Criminal(TWO CELLOSとの共演。サンタナ×セバスチャン。めっちゃくちゃカッコよかった。)
Let It Snow(Kurt×Blaine のクリスマス。こんなにカッコいいアレンジの Let It Snowって、ちょっと聴いたこと無いでしょ。)
We Are The Champion(シュー先生、最優秀教師受賞の時の。泣いた〜。)
Defying Gravity(これはもう、Kurt×レイチェルの代表曲ですね。ディーバ対決でも歌ったし、ニューヨークで劇場に忍び込んでも歌ったね。)