お見合いマスター養成講座9

このブログの人気ナンバーワン役者が復活します!!!・・・と言いたいところなのですが、当のMarisolさんは、思わぬところでパートナーを見つけ、先日遠いお国へと旅立ってしまいました。私の手元に残されたのは、情報開示のゴーサインが出たお見合いネタ帳だけ。毎週のように届いていたお見合いネタを聞けなくなったのが若干さみしい日々ですが、Marisolの未来に燦然と輝く光あれ!
・・・ということでネタ帳をひも解いてみると、今年の前半なんかは全く活動がうまくいかずに荒れていたようですね。それが今では晴れやかにお見合い卒業生ですから、what a life! です。

Marisolももういませんので、これから数回に渡って「お見合いマスター」を総括したのち、幕を下ろそうと思います。
今日は、「コンカツの現実」のお話です。今年の春、Marisolが「とうとう結婚だ!」と思った直後に奈落の底に落とされた事件がありました。お見合いで出会った男性で、見た目は髪が少なめの渡辺謙、メッチャ背が高く、たしか条件面でもバッチリの人でした。私は実際の顔は見ていませんが、私の中には「うすげ謙さん」として画像インプットされています。「合コンで出会った人のように普通の会話ができる」と言っていたのが印象的でした。ああいう活動をする上では、合コンで出会ったように「ちょっといいかも♪」な目線で関係をスタートできること自体、とても難しいように感じます。それは決して、婚活市場に「恋愛経験の全くないような男の人しかいない」ということではありません。たぶん、イマドキの婚活、「普通に女性と付き合ってきた男の人」だっていっぱいいると思うのです。でもそういう男性は、非常に厳しい話ですが、比較的若い女性とくっついてしまうんじゃないかなー。そうなると、30代半ば以降の女性に引き合わせられる男性の大部分は・・・・・・(>_<)・・・という状況になってしまうのかもしれません。(実際のところは知りませんよ)

そんなわけで、もうこれ以上の人はいない!という男性を紹介されたMarisolは、本当に嬉しそうで、こちらもhappyになってしまうようなはしゃぎっぷりでした。。何より、趣味が合う。Marisolの好きな音楽、好きな本、これでもかというくらいピンポイントでぴったりだったのです。ところが、何度目かのデートの前日、Marisolは、たった1本のメールでふられてしまったのでした。「はっきりいって、Marisolさんとの結婚を考えることができません。」と。「はっきりいって」ってのは要らんやろと思いますが、これが婚活の現実。何がダメだったのか、理由もわからずにある日突然拒絶されるのです。同時並行で他の人と比べられている場合もあるし、「やっぱなんか違うわ」なんて場合もあるでしょう。でも、こんな「お断り」が続くのなら、婚活ウツの人が増えているというのもうなずける話です。いくら「そういう人とはご縁がなかったということだから」と慰められても、「うるせー!だったらどーすりゃいいんじゃー!」となりますよね。実際にMarisolもこの後、相当荒れていました。

Marisolみたいな人、いっぱいいると思うんです。コンカツの場に素敵な人がいないわけじゃない。でも、そういう人とはうまくいかない。気に入ってくれる人はいるけど、自分が好きになれない。そのすれ違いって、どこからくるのか。現在のMarisolは、コンカツ中を振り返って「結婚したい気持ちと恋愛したい気持ちが自分の中で大混乱していた」と言います。これまでさんざん恋愛してきたから、恋愛を楽しみたい気持ちは絶対的にあるわけです。でもとにかく結婚がしたいから、「条件がちゃんとした人なら・・・まぁいいかな」と思ってお見合いをするのだけど、それではたぶん、他人と共に生きていく覚悟としては弱すぎるのでしょう。自分はどうしたいのか。何を求めているのか。それがわからず、混乱したままコンカツを続けている人、とても多いと思います。すごく苦しいと思う。ボロボロになるまで必死でコンカツをやってきたMarisolが言うには、「1.恋愛結婚したいなら、徹底的に恋愛できる相手を探す。お見合いの方が早く結婚できると考えがちだけど、長い目で見ると・・・そうでもない。2.お見合いで結婚すると決めたなら、『また次がある』とはけして思わず、いま結婚しないと私は死ぬ!というくらいの崖っぷち覚悟で挑むこと。」どうでしょう。これが役立つアドバイスなのかどうかは私にはわからないけど、「ちょっとは恋愛感情を持てる相手がいい。でも、さっさと結婚したい」→というのは、かえって遠回りにつながる・・・ということだけは、本当なような気がしますね。