BLACK SWAN その他いろいろ

Movies I've recently watched.

BLACK SWAN

観た友人全員から「すっごいいいよ！」と絶賛だったBLACK SWANをようやく観たよ。真夜中にPCの画面で観るよりは、映画館で観た方がよかったかもしれないなぁ。
わたし的には、「すっごいよかった！」というより、怖かった…。この作品、ヘタなホラーよりよっぽど怖い。映画を観たというよりは、なんか怖いアトラクションにでも行ったような後味なんだけど（真夜中に真っ暗な部屋で観たからだろ！）。
優等生な白鳥・ニナ（ナタリーポートマン）が、「超官能的悪魔」な黒鳥に辿り着くまでの道。
「心の闇を描いた」とはよく言う表現だけど、その「闇」と「マトモな世界」を行き来する姿が客観的に見ていられないほどに、ナタリーポートマンが壊れそう！とにかく、怖かった。
余談ですが、共演しているミラ・クニスという女優がかわいかったな〜。他では見たことないんだけど。あと、ウィノナ・ライダーがウィノナ・ライダーだとわからなかった！それってすごい。

姑獲鳥の夏

ちょっと古いけど…WOWOWでやっていたので。小説からの映画化ですね。
「京極夏彦」という著者の名前だけで、失礼ながら敬遠していた同小説。それを初めて読んだ時のあの衝撃。思っていたような、単なるミステリーでは全然なかった…。
この本を紹介してくれた人が言っていました。「情景がありありと目に浮かぶ」と。その通り、挿絵もなく長すぎるほどに長いその小説は、読んでいると心の中にその世界が美しく立ち昇ってきます。それを、いったいどんな風に映像化するのか。がっかりさせられるのか、否か。それだけの興味で観ました＾＾
結果は、「よくがんばった！でも、やっぱり映像化には限界があったね。。」という感じ、、、。読んでいる人は「映像化に無理がある」と思うだろうし、読んでない人にはチョット内容が難しいんでは？と思いましたけど、どうでしょう。キャストはすごくいいと思ったけどね〜。少なくとも、小説の一連のシリーズの大ファンであるわたし的には、「憤り」みたいなものは感じませんでした。次作「魍魎の匣」も、「テレビでやるなら」観てもいいかな〜。

クヒオ大佐

「アメリカ空軍パイロットでエリザベス女王の親類」と名乗り、結婚話を女性に持ちかけ、約1億円を騙し取った実在の結婚詐欺師の実話。実話って言っても、これ日本人ですよ。自称「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」な日本人ですよ。騙されるわけないじゃんって？いや、騙されるよ〜！（笑）
主演は堺雅人。カタコトの日本語がなんともかわいらしく、「アメリカ人のフリしてるけど実は英語がしゃべれない」ところなど何ともほほえましいですが、実際は極悪非道の結婚詐欺師。つけっぱなだから、俳優は誰でもいいんじゃね？という感もありですが、やっぱり堺さんならではの味は出てたと思う。とくに、ばれた時のリアクションとか。
なんとも物悲しい気分になる話でした。きっと多くの人が、「ありえない！」って思うんだろうな。でも、あんなイケメンパイロットが現れたら、そりゃ騙されるよ。。。。。。。。。。。。。。。。。。
（反論は受けつけぬ！）