メシトーーク!(2)

毎日あさ、ひる、ばん、と3回食事を作るような生活をするようになるとは、数年前には全く想像していませんでした。まぁやってみたらそんなに大変じゃなかったし、「あ〜ごはん作るの面倒くさいな〜」というストレスは、会社勤めの "他者との関わりによって生まれるストレス" に比べたらどうってことないので。しかし毎日3回食事を作るというのは、料理が得意とか好きとかとは関係のないセンス?が要りますね。例えば「ある日の夕食」を作らせたら、私よりも夫の方が美味しいものを作るかもしれない。でも「冷蔵庫にあるもので1週間3食作り続ける」という勝負なら、きっと私のほうがうまくできるんじゃないかな。冷蔵庫にあるもので作るというのは、それなりのマネージメント力を必要としますよね。今日はあいつを先発起用して…いやもう一日後にしてこいつを先出しするか…とか、けっこう考えるので。

でですね。私、スーパーマーケットに買い出しに行くのが何しろ嫌いで。何が嫌いと言われても困るのですが、極力行きたくない。きっと1日おきとかにスーパーマーケットに行ってれば、常に新鮮な材料で調理できるんでしょうけど、私は基本の食材は1週間に一度しか買いに行きません。途中で玉子とか牛乳がスポット的に切れるので買い足しに行きますが、それがなければ1週間に1回です。毎日3食作ってる割には、たぶん少ない…ような気がするけど、どうだろう? 買い出し前日とかは冷蔵庫の掃除ができるくらいスッカラカンになって粗食になるんですが、スッカラカンになったときこそ腕の見せどころ、とか変なファイトが湧いてきたりもするので、だいたい毎回スッカラカンになるまで補充はしません。(←スッカラカン多すぎ) 玉ねぎ、じゃがいも、にんじんだけは切らさないようにしていますが。
買物に行くのが嫌いというのに加えて、私、"ストックしてあるものを無駄なく使い切る" ということにものすごい快感を得るという妙な性癖があるんです。例えば病院で5日分の薬を処方されたら、それを一回も忘れず5日で飲みきる、みたいのがすっごく気持ちいいんですよね(理解できないと思うけど)。で、冷蔵庫にいっぱいにした食材を1週間かけて腐らせることなく使い切るっていうのが、快感なわけです。野菜は傷みそうなものから使っていきます。最初は葉物中心で、後半は根菜中心。肉・魚類は、消費期限内に使える分を残してあとは全部冷凍します。それをじょじょに使っていくのが気持ちいいんですよね〜(ホント、理解できないと思うけど)。
そんな感じで、粛々と1日3食作っています。だいたい一週間に一回くらいの割合で、すごくマズいものが出来上がってしまいます。もっと慣れれば、これが1ヶ月に1回とかになるんでしょうか。

↓買物直後のぎっしり冷蔵庫