8月15日によむ本
小中学生のお子さまがいるお父さんお母さん、夏休みの読書感想文、はかどっていますかー? 私は感想文を書く必要はありませんが、今これを再読中。
- 作者: 福澤諭吉,斎藤孝
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/02/09
- メディア: 新書
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いまこの日本においても、このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。
ドキっとしますね〜。
ある国の暴力的な政治というのは、暴君やとんでもない官僚のせいばかりではない。その大元は、国民の無知が原因であって、自ら招いたわざわいとも言える。
ギクっとしますね〜。
これは明治の頃の本なので、今とは違う状況について書かれたものですが、それなのに今の私たちにバッチリ当てはまるじゃないですか。いま私たちは、いろいろ知ろうとしたり、学ばなければいけない状況にあると思います。NO WAR!!! と叫びながら、じつは戦争にとっても近いところにある企業の商品を毎日食べているかもしれない。NO NUKES!!! と叫びながら、じつは原発ととっても深く関わり合ってる企業の製品を毎日買っているかもしれない。世の中で起きていることで、自分に関係のないことなんて、ひとっつもないんですよね。それを知った上で、NO WAR だったり NO NUKES を叫ばないと、言ってることとやってることが矛盾してしまったりします。あれもこれも、ぜんぶつながっているのだから。世界をよく見渡そうとしてみたり、世界で起きていることをしっかり知ろうとしてみたりすること、それが『学問のすすめ』で言うところの「学問」です。学問しましょう。まずは、本一冊くらいは最後まで読める集中力を養いましょう。この夏、おすすめの一冊です。諭吉さんにはみんなもお世話になっていると思うので^^
※ところで最近家庭教師センター的なものに登録していて、「読書感想文サポート」で申請したら却下されました。「特定の思想への勧誘」に該当するらしい。なるほど。