父の日と、ジューンブライドのおもひで


めちゃくちゃ楽しかった結婚パーティー(←自分の)から、気づいたら早や1年。振り返ってみるにつけ、本当にあのパーティやってよかった。いくつか心残りはあるものの、自分がやりたかったことはほとんどやれたし、何より、父が(たぶん)(思いのほか)喜んでくれたのが、私にとっては想定外の嬉しさでした。「親が喜んでくれることが嬉しい」という種類の気持ちがあるのだということを、初めて、あるいはあらためて、知った日でもあったように思います。
以前の記事にも書いた通り、私たちは"ちゃんとした結婚式場"で披露宴をしたわけではなく、ちょっとしたライブハウスで、プランナーも誰もつかない完全オリジナルパーティをやったのですが、「そんなに楽しかったなら、もう一度やりたいか? 」と言われると、絶対やりたくない! と断言できるくらい、あれこれ準備が面倒でした(笑)。ウェディングプランナー付の一般的な結婚披露宴に何百万円もかかるのには、それなりの理由があるのかもしれません。いや絶対高すぎるけどね、あれは。
カップルが結婚式の準備で初めて大ゲンカをする場合が多い、というのも非常に納得できます。私たちは大ゲンカには至りませんでしたが、人にはそれぞれのペースがあるのだということを学んだ…というと聞こえがいいけど、大人が2人いると、必ずしも自分の思うようにはコトは進まないのだということが実体験として経験できたので、そういう意味でも、結婚式をやってみるというのはこれから結婚生活を始める2人にとっては、いい試練? 勉強? になるかもしれません。例えば、デッドライン当日に全てが終わっていればOK! という考えでものごとを進めるタイプ(夫)と、デッドラインの前には全て準備を終わらせておきたいタイプ(私)が、ひとつのことを一緒にやるんですから、そりゃあすんなりとはいきませんよね。ホント、勉強になりました。

パーティは、とにかく音楽にあふれたものにしたくて、たくさんの方々に協力していただきました。夫の伴奏で父に歌わせてみたり、某業界ではチョット有名なあの人が生演奏を聴かせてくれたり、これまでの酸い&甘いを全て知る親友が素敵な歌をうたってくれたり、もちろん自分も歌ったり。一応挙式めいたものもやれたし、スライドショーにトークショー、花嫁しゃべりっぱなしの2時間でしたが、あの日参加してくれた皆さんが、少しでも楽しんでいただけたのであれば嬉しいです。ちなみに私は、めちゃくちゃ楽しかったですが^^

父は、パーティにたくさんの友人が参加してくれたことにとても驚いていました。父世代の人にとっては「会費制の結婚パーティ」そのものが珍しかったようで、そんなのにわざわざ来てくれる人、いないだろう?! みたいに思っていたようです。そもそも父本人も全く来る気がなかったところを半ば無理やり参加させたし(そして歌までうたわせてみた)、たぶん相当懸念しながらの出席だったのだろうと思います。ヘンな話ですが、母の葬儀のときと同じ感想をもったようです。「来てくれる友達がこんなにいるんだ」って。家族のそういうことって、冠婚葬祭でもないとわからないものなんでしょうね。

そういうわけで、自分的には大満足な結婚パーティをすることができたのでした。1年経った今、参加してくれた方、協力してくれた方、父&夫に、あらためて感謝の気持ちが湧きあがってきます。
心残りがあるとすれば…
せっかく夫がサプライズで弾き語りしてくれた曲を、会場のほとんどの人が知らなかったこと(笑
くらいかな〜。