結婚に付随するあれこれについて

せっかく結婚して、結婚式とか新生活とかネタがいっぱいあるのにここには書かないの?と友人に言われたりするのですが、うっかり新婚ハイみたいな文章を並べてしまうと後々読んだときに気分が悪くなると思ったので、あえて1年間寝かせてみました(笑  …というのに加え、私は、結婚に付随するあれこれ(結婚式だの、指輪だの、新婚旅行だの)に対してものすごくネガティブな想いを抱いていた時期が長かったので、その気持ちと折り合いをつけるためにもちょっと時間が必要だったのです。比較的遅めの結婚なので、もうずっと前に結婚していった友人たちから「いつかnacciの結婚式に出るのが楽しみ♪」などとよく言われていたのですが、そのたびに「ごめん、私、結婚式とかやらないから」と頑なに言い続けていました。でもね、やりたかったんです、本当は。心の底ではね。いや、今でこそ"本当はやりたかった"というその時の気持ちを受け入れられるけど、当時は「私は本気でやりたくないの!」と思っていました。結婚式もやらない、指輪も要らない。何なら、周囲へのお知らせさえもしたくない、と。いろいろなことがあって、完全にひねくれて"こじらせて"いたんです。まさに、ケン・タナカと結婚しようとしていたエマ先生みたいに(←"glee"より)。
実際のところ、本来の私は、結婚に付随するあれこれについて人並み以上に憧れを抱く20代女子(当時)でした。披露宴をやりたい場所も2つくらい考えていたし、指輪もここで買いたいと決めていた店があったし、ドレスもこのショップから選びたい、なんてところまで考えていました。でもある時いろいろあって(妙齢女子、いろいろありますよね。)、そういった何もかもが嫌になってしまったのです。正に"かわいさ余って憎さ百倍"みたいな。100じゃないならもうゼロでいいわ!みたいな。そこへ重ねて、腹心の友(例のmarisolですが)の周囲にいたろくでもない男たちの行動が、私のその頑なな態度に拍車をかけました。結婚式で誓いの言葉やらを述べて、そのあと一ヶ月も経たないうちに浮気を試みる男。家では毎日律儀に結婚指輪をはめていて、毎朝出勤するたびに(律儀に)指輪を外す男。そういう男の愚痴を毎日のように聞かされていたら、「ふん、くだらない!あんなに大々的にやっといて、結婚式も結婚指輪もぜんぶ嘘っぱちかよ!」って思うようになるのも無理はないと思いませんか?…もちろんそういう人は全体のほんの一部で、「くだらない!」なんて言われてしまう真面目な結婚式や指輪にとっては、とばっちり以外の何モノでもないのですが、当時の私はとにかくそういう状態に陥っていたのです。
なので、結果として、結婚披露パーティをやろう!と素直に思えるような結婚ができたことは、私にとってはものすごいブレイクスルー(《進歩、前進、また一般にそれまで障壁となっていた事象の突破を意味する英単語》by wikipedia)であり、幸せなことだと言えます。
…ということで前置きが長くなりましたが、(無謀なほどぶっつけ本番だったけど)楽しかったパーティの思い出やら、(立ち直れないほど酷く仕上がったけど)みんなに褒めてもらえたドレスやらについて、追ってアップしていこうと思います。ちゃんちゃかちゃん。