四国巡礼 阿波の国編+まとめ

阿波でがーす!(合ってるのか?この徳島弁、、)


高知の真っ青な海辺から、一気に山奥、大歩危へ。大ボケ。

普段は濃い緑色の渓谷も、さすがに台風の後で濁流。こればっかりは仕方ない!川下りはさすがに断念。「死にてぇのか!」って怒られちゃう。


こちらは祖谷のかずら橋。平家の落人が、追手が来た時にすぐ切り落とせるよう、葛(かずら)を使って作った橋だとか、なんとか。

けっこう怖いかなぁ?と思ったけど、あまり高くないのでさほど恐怖感はなく。足元の写真を撮る余裕もあり。


こちらは琵琶の滝。ここも平家の落人が都の生活を忍んで琵琶を奏でたとか、なんとか。(←まだ、江戸と幕末と明治しかわからない人)

っていうか、こんなところで悠長に琵琶なんか弾いてたら、流されっちまうぜ!と思っていたら、こちらも台風の影響でものすごい滝になってたようで…
観光案内をみたら、普段はこのような滝なのだそうです↓


大歩危・祖谷でも、やっぱり色々な人に助けていただきました。バスの時間を間違えてしまった私たちのためにアドバイスをくれた売店のお母さん、そして「あと2分で特急がきちゃう(T_T)」という時に、開かないロッカーを力任せに開けてくれたおじさん、、、。助かりました。ありがとう。しかし大歩危駅のロッカーは、今後の旅人のためにも早急になんとかしていただきたい!新しいロッカーは「500円玉」しか使えないし(持ってないよ!)、古いロッカーは開錠しても開かないし。あるロッカーは壊れてて荷物が入れられないのに、ちゃっかり金を吸い込んで返ってこんかったし。。 平日の大歩危駅無人駅なので、何かあっても誰もいなかったら途方にくれてしまいます。※日曜は助役さん(柴犬)が出勤されるそうですのでご安心を。



そんなこんなで、無事に四県制覇の四国旅行を終えることができました。とにかく四国のみなさんが優しくして下さって、ほんわかした気持ちになる事が多かったなぁ。四国ではたくさん「ありがとう」という言葉を発したけど、その全てが「あ〜っもう、この感謝の気持ちを伝えたくて伝えたくて、本当に体じゅうから嬉しさが溢れそうな感じ」な「ありがとう」だった。それが、今更ながらに新鮮な感覚でした。自分から発信するすべての「ありがとう」は、こうあるべきだな〜とあらためて思えるような、そんな感じ。
そして、今回は、ドラマや小説で知った多くの「偉人」と呼ばれる人々の軌跡を辿る旅でもあったのですが、「すご〜い!ここで○○さんがあれをやったんだ」「すご〜い!これが○○さんの書いたものなんだ」というように、「すご〜い!」で終わっちゃいかんのだな、と深く深く感じ入りました。色々なものが保存されたり復元されたりして、私たちは当時の様子を知ることができます。そして数多の作家が偉人のことを小説にして、物語として楽しませてくれます。確かにそれらはみんな、とても貴重な体験ですが、それを眺めているだけで、自分の人生に活かせないとしたら、きっと全然意味がない。○○さんと同じことはやれなくても、○○さんのような姿勢で生きてやろう!と思い実行することはできるはず。そのために、ミュージアムや記念館や、小説やドラマがあるんだな と思いました。秋山兄弟のようなシンプルさと、子規サンのような情熱と、龍馬先生のような柔らかさを、私はずっとお手本にして生きていきたいです。

この旅を素敵なものにしてくれた全ての人に感謝。
台風にもかかわらず天候に恵まれるよう神仏に祈って下さったお方に、
素敵な旅のプランを提案して下さった方に、
旅先で助けて下さった全ての方に、
そして、この旅を共に創りあげてくれたかけがえのない人、yukissに、
心より、ありがとうございました!