バ ク ハ ツ だ!!!

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(モデルは副社長さん)


絵を描くというのは本当に「集中」できる作業だということに最近気づきました。余分なことを考えずに打ち込めて、とても癒される作業です。
子どもの頃は美術の時間がむしろ嫌いで、その頃に学校で基本をしっかり学んでこなかったことが今になって悔やまれるところ。っていうか学校の美術で基本なんか教えてくれなかったかもしれない。どうだっただろう?これを描けあれを描けと言われて、ちっともうまく描けなくて全然楽しくなかった記憶しかありません。
きちんとした絵は、習わないと描けないと思い込んでいたけど、そんなことない!自由に描けばいい!と今更ながらに思って、せっせと描いたりしてます。


描く方もさることながら、3月〜4月にかけて、けっこう色々な絵を見てきました。
名古屋市美術館ゴッホ展、


東京国立近代美術館岡本太郎展、


三菱一号館美術館のヴィジェ・ルブラン展。初めて行ったけどとても素敵な美術館でした。また行きたい。


今までの人生でもそれなりに絵を見てきましたが、「自分が筆をとって描くかもしれない」という前提で見たのは初めての経験で、とても新鮮でした。今まであまり目に入ってこなかった「筆づかい」や「色の置き方」なんかに着目しながら見るというのは、今までとは全然違うスタンスです。
美術館に足を運んだ時には、必ず「気にいった一枚」をポストカードで購入するのですが、「実物の絵が訴えてくるものは、とてもポストカードじゃ表現できない」という事(よく考えたらあったりまえですが)をまざまざと思い知ったのも今回が初めてでした。ルブラン展でも、気に入った絵があり、そのポストカードを買おうと思ったのですが、ミュージアムショップで手に取ったらなんだかとてもがっかりしてしまって。「本物の絵が与える感動」ってこういうものか、としっくりきた瞬間でした。「フランダースの犬」的な?


しかし、ゴッホ・太郎さん・ルブランと羅列すると、随分節操なくミーハー的に見にいってるな〜という感じもしますが、能動的に「みたい!」と思って見に行ったのは岡本太郎展だけですよ。ゴッホは時間があったから行っただけ、ルブランは友人が招待券をくれたから行っただけ(の割には一番感動した)。余談ですが、私は本当に「招待券をいただく運」に恵まれているな〜と思います。もちろん、各方面それぞれに趣味の合う友人を持っているからではありますが、実に感謝すべきことです。はい、余談おわり。
それで岡本太郎展ですが、とにかく数年前から私はこの人にとても惹かれています。タイアップでドラマ「TAROの塔」をやっていましたが、このドラマ本当によかった。最近NHK信者になりつつありますが、本と作品でしか知らなかった「太郎さん」が、「こういう人だった」というのが映像で見られて本当に嬉しい。NHKありがとう。そして太郎さんを演じた松尾スズキ氏が太郎さんにしか見えなかった(時々、ふざけている桑田佳祐にも見えたけど)。


芸術家 って、血を流して仕事してるんだな〜、なんだか革命家みたいだ、とあらためて思うのでした。そういう意味では私の描く絵はゲイジュツではないけど、細々と自分の癒しのために続けていきたいと思います。