ダブル・バッシングを受けるの巻

抜歯ング…


紆余曲折を経て、親知らず 計2本を抜くことに相成りました。っていうかもう抜いたんですが。3月に1本、4月に1本、すぽぽぽ〜ん(AC〜♪)と抜いてしまいたかったのはやまやまなのですが、横向きに埋没してる歯が「すぽん」と抜けるはずもなく、各々1時間以上かかる「プチ手術」でしたよ。

今からとても痛い話を書きます。読みたくない人は読まないで下さい。


1本目(上顎)を抜くために歯科医院に向かったのは3月の新月の頃じゃった(※新月に向けて、人の体は水分を排出しやすくなると言われており、傷の治癒が早く手術に最も適するタイミングとされている)。いったいどれだけ痛いのかと若干期待してしまう私は、どんだけMなのか。
まず、麻酔のための麻酔をしました。麻酔の、麻酔による、麻酔のための麻酔 みたいな勢い。最近の歯科医院というのは、本当に痛みを和らげて治療してくれます。昔の歯医者って、歯を削るのに麻酔なんて絶対使わなかった!でも今はたいてい使いますね。どうせ、昔は日本人の中に「痛みに耐えろ!」とか、「麻酔は体に良くない!」的な神話が蔓延っていたのでしょう。歯医者でこれだけ麻酔を使うようになったという事は、近い将来、出産も無痛になるのでは。
ま、それはさておき、「麻酔のための麻酔」が終わった後は、本番の麻酔です。ぷすーーーっと4本くらい打ったでしょうか?既に歯茎の感覚がないので、何が行われているのか全くわかりません。なんだかとてつもなく長い針をさされたような感じ。口の中を舌で探ってみるも、感覚がないので「ひとりディープキス」状態。わかりますか?いいですけどわかんなくても。。。
先に書いた通り、私の親知らずは水平埋没という一番やっかいなタイプで、「歯茎を切ってめくって歯を出して、歯を骨から切り離し、さらに細かく砕いて取りだす」という世にも恐ろしい術式。歯茎切ったりするのは麻酔のせいでなんともないのですが、問題は骨に埋まっている歯をひっぺがすという部分です。痛みはないけど感覚はありますから、ひっぺがされている感じと、音もばっちり聞こえちゃいます。歯をひっぺがす音、ザ・骨伝導。めりめりめりばりばりごごごごごごごごっ、ばりっばりっ みたいな。「あ〜彼岸にいっちゃう〜」と思いましたね。生きている人間が聞いちゃダメな音なような気がしました。上顎は頭蓋骨が近いから仕方ないんだけど、あの音はヤバいです。ものすごい音をさせて歯を除去した後は、縫合して終了。

親知らず抜くと、何しろ後が大変と言いますが、そんなに大したことはなかったですね。出血もさほど無いし、痛みもロキソニンを2錠飲んだ程度。多少腫れたけど、気にしない。嫌だったのは鼻血!!!上顎の親知らずは、抜くと副鼻腔に血がたまって鼻から出てきたりします。鼻をかむたびに出血。たのむよー って感じでした。食事はそれなりに気を遣うけど、抜いていない側で噛めばいいし、翌週にはふつうに担担麺とか食べていた私。しかし、1週間後に自分のクチの悪臭で倒れそうになっていたのは、調子に乗ってそういう刺激物を食べ過ぎたせいだったかもしれません。会う人会う人に「すみません、私、口が臭いので」と言うバカさ加減を考えたら、親知らずの抜歯後10日間ほどは、刺激物は我慢した方がいいでしょう。


そんなこんなで下顎の親知らずを抜いたのも、やっぱり4月の新月の頃じゃった、、、
下の歯は上の歯よりずっと大変だよ!と周囲にさんざん言われましたが、そんなこともなかったですよ。ま、顔はこぶとり爺さん的に腫れましたけど。現在、抜歯から3週間。特に問題なく、いまでは刺激物も容赦なく食べています。ただ、食事のたびに抜歯窩に色々なものが詰まるので、「ほほ袋に食べ物を入れたまま腐らせてしまうハムスター」みたいにならないよう、いつも舌でゴソゴソやっているのが、みっともなくてイヤですね。でも穴が完全にふさがって歯茎が盛り上がってくるのって、2〜3か月後なんだろうな〜この感じだと。

なんだかつまらないレポートだったけど、親知らずの抜歯について、少しはわかっていただけましたか?こればかりは「賭け」ですが、虫歯になる前にすぽぽぽ〜ん(AC〜♪)と抜いておくのも、悪くはないと思いますよ。特におかしな生え方をしている人は。
ま、わたしは若干その辺の人より痛みに強い気がしないでもないですが、そんなに死ぬほど痛くはないですから。親知らずについて聞きたい人は、いつでも言ってください。ふふふ。

今夜のBGM☆スピッツ空も飛べるはず