My Little Prayer -Reprise 2-


気の合う神社に咲いていた梅。うっとりするような香りでした。


このたび、一部の皆様に「被災地への救援物資輸送大作戦(※公的なルートによるものです。物資の送付はルールを守って!)」を呼びかけさせていただきました。思いがけず色々な方にご賛同いただき、ありがたい気持ちでいっぱいです。今回、赤ちゃん用の紙オムツ4パック、粉ミルク1箱、生理用品16パック、食糧、輸送用燃料代金カンパとして11,000円が集まりました。「被災地の方を助けてあげたい」というよりも、「支援をさせていただいてありがとう!」、そんな気持ちで、それぞれの物資とお金を送らせていただきました。

今では、各市町村からも、物資の輸送ルートが確立されてきていると思います。発送のルールを守った上で(手当たり次第送るのではなく、現地ですぐ使えるように一箱一品目が基本です)、各々ができることを、迅速に。どうか、モノが本当に必要なところに、的確に届けばいいと祈っています。ご参考までに、私は今回この↓ルートを利用させていただきました。
http://www.winroader.co.jp/h2h-pj.pdf
http://twitter.com/eco_land
またかよ!と言われそうですが^^、某 伊勢谷友介氏が、自身の会社のプロジェクトを通して公的な支援物資輸送ルートを確保!というのを知り、あっさりそこに乗らせてもらったわけで。(いいじゃんー、こうしてモノが集まったんだから!)
私たちは東京に物資を送ればよく、東京でボランティアの方が中身を仕分けて適切な形で現地へ送ってくれる…というのがこちらとしてはとても助かります。ボランティアのドライバーさんが現地へ物資を届ける様子もツイッターで確認ができ、「友達からの物資やお金を預かっている」身としては、こうやって「ちゃんと届いてるよ」と報告できるのもありがたい事です。


みんなに声をかけるのに、「余計なお世話かも?」とかなり迷ったのですが(いや、既に募金してた人もたくさんいただろうし、実際余計なお世話なんですが)、「支援したいけどどうしたらいいのかわからない」「支援したいけど、小さい子がいてパッと動けない!」という人がいるなら、そのお手伝いをさせてもらいたい・・と、思い切って声をかけました。「梱包とか発送とか面倒な部分は引き受けるので、モノだけ用意してくれたらOKよ!」という形で募ったら、上記の通りモノが集まったわけで、自分から働きかけてみることも大切なんだな〜とあらためて思ったり。

今までだったら絶対こんな風に自分で動いたりしなかったのですが、今回私を動かしたのは、くだんの「犬の里親探し」での出来事でしょう。友人のみなさんには声をかけさせていただきましたが、2月〜3月上旬にかけ、あるワンちゃんの里親を探すプロジェクトに関わりました。たくさんの人に声をかけ、たくさんの人が動いてくれました。「自分は無理だけど友達に声かける!」と言ってくれたみんな、煮詰まった状況を打開してくれた友人、引き取ることを決断してくれた会社の上司、去勢手術を引き受けると申し出てくれた獣医の友人…。それぞれに頭が下がる思いで、私はなんと素敵な人たちに囲まれているんだ!と心から感謝できたのでした。結果として、飼い主の方(どんな方かは存じ上げませんが)と想いが通じず、あのワンちゃんを引き取ることはできませんでしたが、私の心の中には、残念な気持ちよりも、とってもあたたかいものが残りました。そう、まるで冬の陽だまりのような(あっいかん、ちょっとカッコよくなりすぎた)。

その里親探しの時のように、私が間に入ることでたくさんの人が行動をおこしてくれるなら、今回の震災に関しても微力ながら何かしたいと思ったんです。結果として、またたくさんの人からあたたかい気持ちをいただくことができました。物資やお金という現実的なモノを通じて、被災地の方にも、この「あたたかい気持ち」が届けば幸せです。


さて
震災関連の日記はこれで最後。相変わらずBarは休業中なのですが、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう(別に昔の日記を読めと言ってるわけではない)、よろしくお願い申し上げます。

店主

Hatena 東北地方太平洋沖地震義援金の受付 Donate to Japan earthquake and Pacific tsunami