「My Little Prayer -Reprise-」

久々にgirasolの詩…

誰もがこんな気持ちでいたら、モノを買い占めたり、無関心でいたりすることはなくなると思うのですが。



☆☆☆
あなたの左手がケガをしたら、
右手は「かわいそうに、自分じゃなくてよかった」と思うだろうか?



あなたの左手がケガをしたら、
右手は「自分もいつかケガをするかも、薬は自分のためにとっておこう」と思うだろうか?



あなたの左手がケガをしたら、
右手は「自分だけ普通に働くなんて申し訳ない。不謹慎だから大人しくしていよう」と思うだろうか?



あなたの左手がケガをしても、
右手はそれを憐れむことなく、自分だけが助かろうとすることもなく、ただ粛々と働き続けるだろう
そして一個の体として、全ての部分が左手の治癒に向けて全力で動き出すだろう
この体にはそういう力がある
それを愛と呼んでもいい
神と呼んでもいい
自然の大いなる力と呼んでもいい
何だっていい



この国をひとりの人間だと想像してみる
いま、左腕が大ケガを負っている
このケガはあまりにもひどすぎて
ほっておいたら死んでしまうかもしれない

左腕を治すことは 自分を治すことだ
その治療には 誰だって必死になる
出来る限りのエネルギーを振り絞って
治りたいと願うだろう

この国はひとりの人間のように
みんながつながっている
だから治癒にむけて動こう
「助けてあげる」のではなく、あたりまえのこと。