さらば、高杉晋作


高杉晋作を演じる伊勢谷友介」by nacci

いい男を描くのは心の洗濯になりますね。ご本人に似てるかはおいといて、絵に描いてもいい男。


今日は萩で高杉晋作像の除幕式があり、伊勢谷友介氏(注:大河ドラマ龍馬伝」にて高杉晋作を演じる。nacciが最近うつつをぬかしている俳優。)が登場したらしい。いいな〜、萩の人。高校の修学旅行で行ったんだよね、萩。萩なんてチョーつまらんと思っていたのに、実はこんなに私の胸を熱くさせるアイテムのあふれる街だったなんて。なんか悔しいわ。。。

晋作の銅像の除幕式で萩市の野村興兒市長(右)と握手を交わす俳優の伊勢谷友介さん=31日、山口県萩市

両手で握手・・・?

龍馬伝」では、高杉が死ぬ『さらば、高杉晋作』までの2〜3回、まさに「高杉(伊勢谷)まつり」状態でした。やりすぎ感満載というくらいに高杉にスポットライトがあてられていたのは、私のようなにわかファンへのサービス(と称した視聴率稼ぎ?)としか思えない。でもそのおかげで心行くまで「伊勢谷晋作」を堪能することができ、満足です。カッコいい。死ぬ前に海岸で高杉が泣いているシーンなんて、鼻水かなんかがぷらーんと垂れているにもかかわらず、それでもカッコいい。三味線弾いてもカッコええ、血ぃを吐いてもカッコええ、痩せてガリガリなってもカッコええ。あ、しつこいですね失礼しました。でも録画を削除することができなくてどうしようか本当に困っています。(でも伊勢谷氏はカッコいいだけじゃないよねぇ?高杉さん、乗り移っとったけんね。)

しかし伊勢谷氏はまぁおいといたとしても、高杉晋作という人が歴史上の人物として人気がある理由がよくわかりました。私は有名な日本史オンチなので詳しいことはよくわかりませんが、他の人が演じていたとしても、自分はおそらく「高杉晋作」という人に惹かれて興味を持ったと思います。「世に棲む日々」はこれから読むので、私の頭の中にある「高杉晋作」という人は、まだ「龍馬伝」の中で作られた役柄の域を出ていません。そういう前提ではありますが、彼はどこかチェ・ゲバラを連想させる人物です。2人とも、「純粋なる革命家」とでも言えばいいのか。戦っているんだけど、どうしても血が流れるんだけど、その先に見ているものが(ちょっと美しすぎるくらいに)純粋で美しい。「戦をしないで世の中を変えたい龍馬」VS「戦をして世の中を変えたい高杉」が、なんだか現代でいうところのジョンレノンVSゲバラ みたい(わかりにくっっっ)。魅力的であり、惹かれる存在であり、何かを他人のせいにすることなくただまっすぐに自分が行きたい場所へ向かっている、そういうところが全員に共通しているように思います。私は、もちろん血を流さないやり方が好きだけど、それだってある意味「戦い」に違いない。戦う男には惹かれますね。そして彼らの隣でいつも凛と存在する女性たちにもとても憧れます。ああいういい女になりたいのぅ!