I'm an ATTENTION SEEKER

夏休みも終わりましたね。全国のお母さんたちはほっと一息といったところでしょうか。こっちは電車が混みだしてグッタリです。

夏休みの宿題で最後まで残ってしまいがちなものは人によって違うと思いますが、みなさんにとっての苦手要素は何でしたか?私は、工作かな(立体的なものを作るのは苦手)。夏休みも終わりに近づいた頃、祖父や父親に手伝ってもらっていた記憶があります。私は、「毎日ちょっとずつやる系」のものは先にさっさとやっちゃうし、自由研究みたいなのは元から好きなので苦にならなかった。
読書感想文とか、苦手な人は苦手でしょうね。そもそも本読むのが好きじゃなかったら、困っちゃうよね。


そこで、読書一冊+感想文で¥5,000のアルバイトってどうでしょう?高いか?でも最近は「親子読書」とかって、親も感想文書かなきゃいけなかったりするらしいですよ!これなら需要ありそう!いかがですか?笑

こんな私も、小学校の頃は読書感想文が嫌いでした。本を読むのは好きだったけど、感想文ってそもそも何を書けばいいのかよくわからなかった。「読書感想文のコンセプト」というのか、書き方でもいいから、もうちょっと先生が説明してくれたらよかったのに、と今となっては思います。多くの子が、原稿用紙のほとんどを「あらすじ」で埋め、最後に2行くらい感想めいたものを書いて終わりだったのではないかな? かく言う私も、かなりつまらん文章を書いていたと思います。「主人公の○○はこの場面でこういう行動にでます。それについて私は●●と思います」みたいな。「思います!思います!!思います!!!」みたいな。
それが中学校3年の時だったか、「もう、型にはめて書くのはやめよー」と思ったのか何だったか忘れましたが、初めて「読む人目線」で書いてみたんです。自分の中で完結している世界から一歩外に飛び出して、人がこれを読む(この場合は国語の先生が読むだけだけど。。)のだということを意識し、あらすじに縛られずに「感じたこと」を自由に綴ってみようと思って。
そしたら、これが最優秀賞かなんかに輝いてしまった。この時私は、「あ、こういうものって、多少芝居がかってもいいから、読む人にとって魅力的なものを書きゃいいのか」と知ったのです。人が喜んでくれるものを書くのが小さい頃から好きだったから、感想文もそういう視点から書けばいいのねー、と悟った瞬間でした。

ところでこの最優秀賞には有名な(?)後日談があります。
ウチの中学では、読書感想文の最優秀賞受賞者が全校生徒の前でそれを朗読する というおまけがありました。私は中学1年、2年と この行事を目にしてきたわけですが、こんなもん誰も聞きたくないから、ザワザワしちゃって誰も聞いていないの。壇上の生徒がひとりでさみしく読んでる感じ。2年連続それを見てきた私は、あんなカッコ悪いこと絶対にやりたくなかったので、担任の先生に「私は、あれ絶対にやりたくないので辞退します」って言って断ったんだー。そんなもん断るなよ!って感じだよね、、、。先生も「前代未聞なんだけど」とか文句を言いながら、しぶしぶ了承してくれました。
ちなみに、あんなにザワついていなくてみんなが聞いてくれたんなら、私は確実に朗読やってたと思います。どんだけ目立ちたがりやねん、て感じ。