「Desperado」

蜘蛛の巣にひっかかったら なぜかなんだか心地よく
いったいどれだけ長い時間を ここで過ごしてしまっただろう



なぜ食べないの? わたしが聞くと 蜘蛛はいつも少し笑う 
そして少し困った顔で いつも何か言おうとしてる



誰かが私のからだをそっと 糸から外してくれようとする
なのにわたしは 優しく首を横にふる



なぜ?



嘘ではない、罪でもない、聞こえない、感じない
糸を切られることが とても怖くなったなら
蜘蛛はきっともう笑わない



それならいま、切ってみようか 
蜘蛛が笑っているうちに