「振り子」

星読み人が告げた通りに それはやってくる

私の振り子が揺れる
上が下になり 下が上になる
信じる物も 全てが崩れ去る


振り子が動きを止めて いざ出航という時に
混沌の海が私を飲み込む


見えかけていた行先は何だったのか
あれは幻だったのか


それで私は 貝の中で自分を見つめる
自分を知る
自分を愛することを知る


いつか外の世界にも
振り子の揺れる日がやってくる
上が下になり 下が上になる
信じる物も 全てが崩れ去る


その前に
私は漕ぎだそう、星読み人が告げた通りに