強く惹かれていない人と桜を見ることについて


世の中の雰囲気は少しずつおかしくなっていっていますが、桜は今年も変わらずきれいに咲いていますね。今年の私は、近所の神社や寺を散策しつつ、もっぱらひとり花見を楽しんでおります。
さて、こういう季節になると、特に強く心惹かれているわけでもない(嫌いでもない)異性と2人でお花見に行くというシチュエーションがけっこう出てきますよね。え?ない?そうですか…。婚活時代のmarisolは、「婚活で出会った、嫌いじゃあないけど惚れてもいない人と夜桜を見に行くほど辛いことはない」って言ってましたよ。この時期に、例えば誰かとお食事を一緒にして、「帰りに桜でも見ていきませんか?」ってあるでしょうー?

"特に強く惹かれてはいない人"(表現に気を遣うなぁ)と桜を見に行くのがイヤな理由、それは、妙にロマンチックだから、だそうです。すごくわかるよ!特に強く惹かれてはいない人とロマンチックな雰囲気になることは、非常に避けたい事態なのです。(ロマンチックな雰囲気になりたくない相手とそもそもデートをするなという指摘は無用。妙齢の男女には色々あるのだ。)相手の男性から、「ここはちょっといい雰囲気にもっていかないと」的な妙ちくりんなギラギラ感が出ているのも、ものすごいキツい、と。だからといって、食事のあとに「桜見ていきませんか?」って言われたら、断るの難しいですよね?「桜の花粉症で〜」とか聞いたことないし、「桜、嫌いなんです」とかいうのもアレだし。「桜は好きな人と見たいんで」とか、もう言語道断ですよね?そういう訳で、お誘いいただいたのなら、桜を見に行くことになるわけですよ。男の人はそういうの、ないのかな?微妙な相手に「夜桜見たい♡」とか誘われたら、躊躇しないのかしら。

ご参考までに(誰へのだ?)、"特に強く惹かれてはいない人(←しつこい)"と桜デートをする時、ロマンチックな雰囲気になることを避けるためにmarisolがやってきたことといえば:1. 一定の距離を保って歩く 2. かたくなにコートのポケットに手を入れて歩く(手を繋ぎたくないから)だそうです。苦痛…。花見に誘った女性がコートのポケットに手を入れっぱなしだったら、それは脈ナシのサインかもしれません。と、いうか、そもそも、marisolのように(私もそうですが)ロマンチックさを重要視するタイプの人は、ロマンチックな雰囲気になりたくない相手とは、絶対にうまくいきませんよ。デート自体すべきではなかった。え、そんなこと誰でもわかってるって。チーン。

というか、marisolと花見をした男性たちも、もしかしたら単純に桜を見たかっただけで、別にそんな"ギラギラ感"なんて出してなかったかもしれない。あと、男女問わず、誰が隣にいようと純粋に桜を楽しめる人だってたくさんいる。いやむしろ、そちらの方がマジョリティではないだろうか…。だとしたら、「こいつ、隙あらば密着しようとしてるな!」と自動的に警戒していた marisolは、完全な自意識過剰女だったっていうことになってしまうんだけど…どうかなぁ。