もう恋なんてしないなんて言わないなんて言わ・・

「今まで何とも思ってなかったのに、気づいたら最近わたし、あの人のことばかり見てる…」的な。

俳優・堺雅人


特に好みのタイプじゃないし、昔からドラマや映画でしょっちゅう見ても何とも思わなかったし、怒っててもニヤけ顔だし、、、全然ファンじゃなかったし。私、伊勢谷友介が好きだし。
いや、確かに、NHKプレミアム「塚原卜伝」を一生懸命見ている自分に「あれれ?」と疑惑を抱いたし、ドラマ「南極大陸」では、「堺雅人から目が離せなくなっている」のには、うすうす気づいていましたよ。


思えば堺雅人という俳優をハッキリと認識したのは、映画「クライマーズ・ハイ」の頃だったか。日航機墜落事故で現場へ駆けつけ、決死の「現場雑観」を書き送ろうとする新聞記者の役。確かに熱演だったし、すごく目立ってた。でも、「顔があんまり好きじゃないんだよな…」とさえ思っていたのだ、あの時は。まさに「最初はちっとも好きじゃなかった」のパターンだよ…

‐余談だが(司馬遼太郎)、「クライマーズ・ハイ」には、今をときめく朝ドラ女優の尾野真千子さんが出演していた。当時は「あんまり綺麗な女優さんじゃないな〜」としか思えなかった自分を張り倒してやりたい。きっと当時から、キラリと光る演技をしていたに違いないのだ。目先の美人さ加減にとらわれてしっかり見なかった私の、バカバカバカ。っていうか、もう一回見よう、クライマーズ・ハイ。余談おわり‐

で、クライマーズ・ハイの後も、堺さんを色んな作品で見ているのだけど、特に何とも思わなかった。確かにここ何年かで急に主演が増えてきて、「世間で認められる俳優さんになったんだな〜」とか、遠巻きに見ていたくらい。

そんな私が、堺雅人さんを見て、衝撃的に恋に落ちてしまったのが、映画「南極料理人」。

南極料理人 [DVD]

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「『南極大陸』とは違って、また面白いよ〜」とyukissがすすめてくれた1本。「南極大陸」の時代から時を経た「第38次南極越冬隊」、堺雅人氏が演じるのは、ひょんなことから南極観測隊の調理担当として派遣されてしまう、西村淳(実在のお方がモデル)。「癒し系コメディ」のジャンルに属し、内容は「南極で、8人の男が、日々それぞれの仕事をこなしながら、ひたすらメシを喰う」的なものです。「それ、面白いのか?!」って言われそうだけど、面白いんです。堺さん以外の出演者も、生瀬さんとか高良健吾くんとか、全員が絶妙で、爆笑じゃないんだけど「クッ…」的な笑いが全編に満載。「間」というか、撮り方?も面白いし。描かれている「仲間の絆」とか「家族愛」も、よくある「押し付け感」が無くて心地良いし、見てるとこっちまで料理がしたくなる!
そして…堺さんは「突然南極に派遣されてしまったサエないお父さん」的な役どころなのに、料理をしている姿があまりにも色っぽくて…(決してセクシーな役ではないのだが)完全にノックアウト。刺身を切る堺さん、麺を打つ堺さん、天ぷらを揚げる堺さん、中華鍋を振る堺さん、おにぎりを握る堺さん…おにぎりに至っては、中に具を入れている「手」がセクシーすぎて、昇天。料理中の顔のアップなんて、見てると頭がおかしくなりそうになってくるし、越冬後期の髪が伸びてきた堺さんなんて、素敵過ぎて吐きそうになったし…。うまく表現できないんですが、私はあまりに「好きーーーっ!!!」な人が画面に映ると、気持ちと身体のバランスが取れなくなって、吐きそうになるんですよね。。オエー。


↓おにぎりを握る堺さん(昇天)



↓髪が伸びた堺さん(吐き気)



ま、そんなこんなで、ものすごく好きになってしまいました。どうしましょう。しばらくはブームが続くでしょうね。しつこく書いたら、ごめんなさいね。ふふ。とりあえず、このDVD、買うわ…