People and things I can see in Tokyo 2

虹のようにカラフルな旅から戻ってきました。大好きな人たちとの再会や小さな発見の数々が、また今日からの日々を輝かせてくれることでしょう(カッコイ〜)。


旅の途中で、初めて会った女の子に自分の来歴を話す機会がありました。そこで、「nacciさんて、アクティブな人なんですねぇ〜!」と言われ、「アクティブぅぅ?!私はアクティブとは正反対の人間だよ〜!」と思わず反論してしまったのですが、だいたい東京にやってきて「子規庵」やら「ジョンレノンミュージアム」やらを一人で訪問しているあたり、十二分にアクティブでしたね。私の中では「アクティブ=アウトドアな人、スポーツする人」なイメージがあって、「私って非アクティブな人間♪」とずぅっと思っていたのですが、ここへきてあらためて「アクティブ」という言葉の意味をちゃんと知ったのでありました。「能動的」ってことね。今更ですが。というわけで、アクティブnacciの旅のお話です。


最近ビートルズづいている私にとって、「ジョン・レノンミュージアム」は今回絶対に行っておこうと思った場所の一つです。最初は行こうか迷っていたのですが、なんと9月に閉館してしまうことを知り、これはジョンの導きでしょう〜と一人で合点。
ここ、埼玉にあるんですよ。というわけで、上野から高崎線というやつに乗って行ってきました。「さいたま新都心」という駅なのですが、カタカナで書くと玉ねぎの栄養成分みたいだ…と一人でニヤニヤしながら電車を降りました。「玉ねぎに含まれるアリシンとサイタマシントシンが血液の流れをスムーズにし・・・」とかってありそうじゃん。まぁそれはどうでもいいのですが、とにかく初訪問です。
今回ここを訪れたのには、閉館するからということだけではなくてもう一つ理由がありました。「Imagine」というあの超有名な曲の意味が、最近しっくりと腑に落ちたからなのです。「夢みたいな話と言うかもしれないけど、戦争も貧富の差もない世界にすることは案外簡単なんだ」というあれです。「戦争がなくならないのは、実は人の心が戦争を望んでいるから」って気づいたその時から、この歌が今までより何倍も理解できて、あらためてジョンの世界に浸ってみたくなって。ハッピークリスマスという曲も同じですね。War is over, if you want it そうなんだよね〜、本当にそうなんだよ。
この話は、またあらためて書くことができたらいいなーと思います。

この日は埼玉のあとで東京に戻り、子規庵(正岡子規が最期の日々を過ごした家)に行ってきました。ここは何がすごいって、ラブホテル街のど真ん中にあるってことでしょう。東京の「ホテル街」っていうと錦糸町なイメージなのですが、なんかここ(根岸)はすごい狭い路地にホテルが密集してんの。車が1台通れるのがやっとなくらいの。私が「子規庵」を探しながら一人でうろうろしていたら、前を「今からホテル入ります」なおじさんとおばさんが歩いていて、「あっ入った」と思ったら満室(なんで平日の昼間に満室なのか?)でまた出てきちゃって顔合わせちゃって・・という非常に気まずい思いをしながらようやく着きました。そんなに遠くないんだけど、えらく遠く感じたよ、、
子規庵は感慨深かったですが、密集ホテル街の方がどうも印象に残ってしまいました。


今回は、「誰かと過ごした時間」と「ひとりでいた時間」が絶妙だったかもしれません。昼間は行きたいところを一人で回り、夕方はお昼寝をして、夜に誰かと食事に行く・・というパターンが多かった。しかしやっぱり食事は一人ではさみしいね!さみしいし、なんか居づらい。一度、ランチ時にお寿司屋さんにひとりで入った事があったのですが、絶対に握り寿司が食べたかったのに、散らし寿司を頼んでしまった!!!なんか、ひとりでカウンターで握り寿司を食べるのがどうも恥ずかしくて(なんかカッコつけてるみたいじゃん?←っていう時点でカッコつけてんじゃん)、あ〜私はこの散らし寿司を食べたらスグ帰りますんで、お手間は取らせません、へへ〜っ、みたいな感じです。よく考えたらランチなんで、握り寿司だって別に1貫ずつ大将が出してくるわけじゃないんだよね。散らし寿司同様、いっぺんにドンと供されるんだから、握り寿司頼めばよかったんだけど・・・まぁいいです。美味しかったから。わかります?この微妙な心理・・


あぁでも今回の旅は本当に楽しかったなぁ〜。色んな意味で甘いものから辛いものまで堪能できました。そして色んな人が私に会う時間を作ってくれたことを心の底から感謝します。職場がこんなに離れてもまた会いたいと思い合える仲間がいるなんて、本当に幸せなことだと思います。
帰りの新幹線は、まるで遠距離恋愛の彼をホームに置いていくようなさみしさを感じてせつなかった。。品川で既に爆睡だったけど。