LET IT BEAT!

今夜は、をとこまつり(W杯)をほっぽってライブに行ってきました。最高に楽しかったよぉぉぉ、、

40BUCKS というビートルズのカヴァーバンドのライブだったのですが、40BUCKSと私の出会いはかれこれ10年以上前。衝撃的だったな〜。当時私は大学生で、飲みに行くとか夜中まで遊んだりとか、ほとんどしていなかった頃だと思います。たしかその日は友人宅に泊まりだったので、時間が遅くなるのも気にせず遊べたんですな。で、「ビートルズの曲ばかり聴けるところがあるんだよ」と言われて連れて行ってもらったライブハウスが、名古屋は栄にある YA!YA!YA! という店でした。あの衝撃… 例えて言うなら龍馬の「黒船じゃあぁぁぁ!!!」ぐらいな感じだったでしょうか。もう二度と生で聴くことのできないビートルズの音楽が、本物そのままに目の前で演奏されていたのです(「そのまま」ったって私はもちろんリアルタイムのビートルズなんて知らないけど、ビデオテープ(あぁもう懐かしい響きですねビデオテープって)がそれこそ擦り切れるくらい見まくったビデオ映像そのまま、ということです)。顔こそ似てないけれど、歌い方や佇まいの全てがビートルズそのもので、こんな風に完全にコピーをするバンドがいるのだという事を初めて知り(今では、そういうバンドがたくさん存在することもよくわかっているけれど)、あの時は心の底から感動したのです。本当は店が閉まるまでずっと聴いていたかった。でもさすがに連れをそこまで付き合わせることも出来ず、泣く泣く帰ったのでした。絶対また来るぞ!と心に誓ったものの、一緒に行くほどビートルズが好きな人も周りにおらず(今なら平気で一人で行くんだけど、当時はかわいい大人しい慎ましい大学生だったの)、うだうだしているうちにYA!YA!YA!は閉店してしまったのでした。

この度は、その YA! YA! YA! で当時演奏していた40BUCKSのライブ告知を発見し、速攻申し込んだというわけです。申し込み先がバンドリーダーの楠田晴正さんご本人だったのがローカルちっくでよかったです^^ でもご本人キープ席だったから5列目の真正面だったし、すごいよかったよ!

最初、客層を見た時に「あ・・・失敗したか?」と思ったんだけど(ライブ中 立ちっぱなしはとても不可能そうな年齢層)、のっけから大盛り上がり(少なくとも私は大盛り上がり)でめちゃくちゃ楽しかった、、 1曲目終わって、「立たんの?」と楠田さんのコテコテ名古屋弁で喝入れされ、「ライブ中にケータイでサッカーの結果とか見んといてよ!お願いだで」と注意されながら、歌って笑っての2時間半でした。今回は YA!YA!YA!の時のような完コピではなかったけど、歌い始めるとそこにはみんなのジョンとポールとジョージがしっかりいるのです。完コピではないと言っても、かんどころは押さえてあるというのか・・・「ここでポールがちょっとだけ声入れるんだよねぇ」とか、「ここ、鼻歌ふうなんだよね」とかちゃんとやってくれるし(自分のオタクさが怖い)、曲は英語なのにマイクを向けられると会場のみーんな歌えるところが「ほらっみんなオタクだわっ!」という感じでいい。私たちがバンドでやった「テキトウビートルズ」も最高だったけど、やっぱ40BUCKSには勝てません(あたりまえか)。


↓楠田さんと。ちょっときみまろっぽい・・