叫ぶ女

悪い言葉遣いはしないように心がけている。
心掛ければ、不思議と悪い言葉も浮かばなくなってくる。




…が 今日私は叫んだ。心の中で。
「ざまーーーーーみ○○○ぇぇぇ!(好きな言葉入れてネ☆)」




3月末に2日間だけやった、データ入力のアルバイト。たしかここには詳しく書かなかったと思うけれど、データ入力してる後ろから、大声でものすごい罵声を浴びせられる。「お前はバカか!指示された以外の事やんな!」「ふざけんな!」しかも、見せしめのように部屋中に響き渡るように。
べつに、私が個人的に言われたわけじゃない。たくさん並んだ端末に向かうたくさんの人たちの中の、ほんの一部の人にだけ。それでも「ここでは、労働者は家畜みたいに扱われてるんだな(←大げさ)」と思いました。もちろんこんなの世の中ではきっとまだ良い方で、もっともっとひどいところはいっぱいあるんだと思います。でも、ぬくぬくとした環境でしか仕事をしたことがない私には、バイトだからって人に対してそんな言い方してる事がすごく衝撃的だったし、その場にいることが苦痛だった。

しかも、その怒鳴り散らす△△氏は、私の隣の女の子に「キミ、なかなかイイ線いってるよぉ〜。次のレベルの入力いってみようか」等と声をかけているのがまた気に食わない。(←これは、「こんな打ち込み、私だってイイ線いっとるわい!」というやっかみであります。)
驚いたことに、2日間打ち込み続けて、一度も△△氏から「イイ線いってるよ♪」とお声をかけていただけませんでした(オマエハナニサマダ?)。疲れ果て、「こんな仕事、二度とやるかっ」と捨て台詞を(心の中で)吐きつつ、そして若干自信を失いつつ、帰宅したのです。



さて、この仕事は月末だけ発生する業務。4月、南米旅行中に派遣会社から電話があり、「先月お願いしたアノ業務、よければ4月末もまたお願いできませんか?」との依頼。旅行中なのでそもそもムリだが、ヒマであっても二度とやるかい!と思っていたので、丁重にお断りしました。


そしたら今月も電話かかってきた。「アノ業務、5月末はお願いできませんか?実はnacciさんの前回の作業が大変正確だったとの事で、先方の企業さんから是非とお願いされてるんで…」




だぁ〜っ!それ見ろ!私のデータ入力はかなりの高速+正確だと自負しとるんじゃ!それを見抜けぬ△△!おまんの目は節穴か!ブサイク!と(心の中で)叫ぶ。


…。△△氏に「みんなの前で褒めてもらえなかった」事を2ヶ月も根に持つ自分の器の小ささには若干の驚きを隠せないが、とにかく電話はつながっているのでさっさと断らなくては。派遣会社に罪はない。
のらりくらりと断るとまた来月も依頼されてしまうので、「申し訳ないのですが、あの企業さんの雰囲気がどうしても合わなくて、仕事より雰囲気の方でストレスが溜まってしまいまして」と断りました。そしたら「そうですよね。あちらの担当者さん、かなり威圧的ですからね…」って。わかってるじゃないか。


本当に仕事がなかったら、こんなワガママ言ってられないのもわかってる。でも、私には無理。
思わずどこかにその会社の悪口が書き込まれてないか2chをチェックした私を、心の底から「ちっせ〜」と思ふ。