嗅ぐ女 その2

帰国してからずっと体調が悪い。やたら呼吸が浅くなってて過呼吸気味だし、咳は止まらんし、だるいし。認めたくないけど、疲れてるんだろうか。。。
そんな体調の悪い中、アロマテラピー検定1級なるものを受けてきました。(仕事やめた直後のヒマすぎた時に、暇つぶし的に申し込んだ)

アロマテラピー検定試験とは

アロマテラピーを楽しみ、健康維持に役立てるために必要な知識を認定するためのものです。民間の資格なので、国家資格のようにこの資格がないとアロマテラピーの仕事ができない、というわけではありません。また、民間の資格といっても、環境省所管の公益法人が認定する資格ですから、自分の知識を客観的に示すことができるので有意義です。」とのこと。

↑かなりあやしい。特に後半が…



しかも合格率90%ってどういうこと?受ける意味ないじゃん。

「コレ受けないと仕事に支障が!」みたいな他の資格試験(例えば語学や法律や建築や)は、好き嫌いに関わらず、「仕方なく」受ける人がたくさんいますよね。でもこのアロマテラピー検定は、「仕方なく」受ける人がほぼいない。「アロマテラピーが好きで興味のある人」しか受けてないし、しかもめちゃくちゃ簡単。←という理由により、ここまで合格率が高いんでしょうね…

合格率15%以上の試験なんて、受ける意味なし(あっ。またオマエナニサマダ発言だ。)。無理やり意味をつけるとしたら、このアロマテラピー検定一級を持ってないと次のレベルのアロマテラピー資格試験を受けられないという事くらいか?

とにかく、テキストを2回読んで暗記すれば受かります。ただし、「香りテスト」なるものがあり、精油アロマテラピーに用いるエッセンシャルオイル)の香りをかいでそれが何の精油かを当てなければならない。こればかりはテキスト読むだけじゃわからないので(例えば、「オレンジ・スイート→小春日和の太陽を思わせる香り」「カモミール・ローマン→可憐な印象の中にもしっかりとした自己主張のある強さを持った香り」…ね、わからないでしょ?^^;)、私にとってのアロマテラピーアドバイザーであるpittyに家まで精油を持ってきてもらい、きき酒 ならぬ きき精油をやりました。
匂いに敏感なnacciのことだからそんなの簡単だろうって?  否〜!どうも私は頭の中で匂いを作り出してしまう?らしく、全っ然当たらない!やばい!多少青ざめながら、一応全ての精油の香りを確認。ちなみにこの時点で試験前日。大丈夫かnacci。大丈夫です。



pittyも試験を受けるので、香り以外の部分についても問題を出し合いっこしたんだけど、客観的に聞くと出しあってる問題がマニアックすぎて笑えてくる。

シバの女王イスラエルのソロモン王に会いに行くのに持っていったものは?」「黄金と宝石と乳香と白檀!」

「生命維持に重要な心拍や血圧をコントロールするのは、脳のどこ?」「延髄〜」

ゼラニウムの科名は?」フウロソウ科!」

みたいな…。
知らん人が聞いたらビックリしそうだけど、単にテキスト暗記しただけですから。




で 試験を受けたんですが、やっぱりこの資格、取る意味無いよな〜とあらためて思う。問題も半分くらいは一般常識で答えられるようなのだし…。誰でも気軽に受けられすぎ。これなら、わざわざ試験なんてやらずに、例えば「セミナーに一回参加すれば知識を認定します」でいいんじゃない?日本アロマ環境協会、非営利団体のくせしてお金儲けすぎじゃないですか?(受験料6000えん)

ま、「アロマテラピーを多くの人に親しんでもらう」という目的(のみ)においては、大成功かもしれませんが。(嫌味)




とかいって、落ちてたら、びつくり(笑)