ハケンの働き方

今日はまじめなネタです。いつも本人は大まじめですが。

先日書いた通り、2月で派遣先を退職してきたのですが、ハケンさんの扱いってきっとどこの職場でも悩みの種なんじゃないかなぁ〜と想像します。「責任ある仕事をしっかりやりたい!」というタイプ(少ないと思うけど、、)と、「基本的にルーティンワークをきちんとこなしたい」というタイプがいるから、その考え方のズレが双方にとって大きなストレスとなることが多々あるのでは。

私としては、いくら「時給○○円で、業務は●●』って決められているハケンだからって、「これは嫌、あれは嫌」みたいなことをあまりに細かく言うのはどうかと思うのです。例えば「お茶出しは私の契約業務に入ってません!」と言うとか、「そんなことマニュアルに載ってません!できません!」とキレるとか。一般的な社会人としてどうかとも思うし。ただ、自分の中での線引きはけっこうはっきりしてました。「自分がメインとなる業務はしたくない。あくまでサポート役で仕事させて下さい」という感じで。


で、そうやって3年以上やってきた仕事の中で、それなりに「もしかしたらここまでやる必要はないのかもしれないけど、やってあげよう」とか、「かゆい所に手の届く気配りをしよう」とか、頑張って仕事をしてきました。やった分、たくさん感謝もしてもらえたし、やりがいも感じることができました。
でも・・・ハケンでそこまでやることは、必ずしも「the best」ではなかったかもしれない、と今すこし思い始めています。なぜなら、気遣いで仕事をすればするほど、紙(マニュアル)に残せない業務が多くなり、引き継ぐ人がすごく大変な思いをするからです。私はいいですよ、みんなに感謝されて気持よく退職して。でも、正直、引き継ぐのがやっぱり大変だったし、引き継がれる方はもっと大変だったと思うのです。極端な話をすれば、紙に残せるような仕事しかしないでおけば、引き継ぎも楽だし、「nacciはこれもあれもやってくれたのに・・・」みたいなコンフリクトが起きることもない。



まぁ、最終的には「バランスが大事だよね〜」っていう事で終わっちゃうのですが、nacciがひとつ勉強になったことは、「人に簡単に渡せないような仕事のやり方は、the bestではない」ってことかな。目からウロコ級のけっこう大きな「気づき」です。私の人生においては。
大きな意味での、「思いやり」を持って仕事をしていきたいですね。今後は。