いまさら歴女

私は日本史に興味がありません。
中学校の「社会」以来、全く触れてないし。だから昨今の歴女ブームもさっぱりピンとこないし、お恥ずかしい話ですが「武将とその時代背景」の結びつかなさ具合といったら、おバカキャラの皆さんに勝るとも劣らない(いや、劣るとも勝らない?!)勢いです。

そんな私がいま猛烈にハマっているドラマが、司馬遼太郎作「坂の上の雲」。…思いきり日本史的時代モノじゃんかー。
http://www9.nhk.or.jp/sakanoue/

何しろ大河ドラマの類にも全く興味がないものですから、NHKが散々宣伝していたであろうこのドラマの事も全く知りませんでした(そもそも「坂の上の雲」という本も知らなかった)。なので、偶然に第一回の再放送を見た時には「あ?はいからさんが通る?」と思ったくらいで。(軍服の阿部寛が馬に乗ってたもんで、、)

で 偶然見てしまったその第一回が、もう引き込まれて引き込まれて目が離せないくらいの面白さ。役者が豪華なだけでなく(いや、役者の豪華さもスゴイんだけど)、キャラクターが立っているというのか、一人一人が生き生きと描かれていてとても魅力的なのです。

主人公の秋山真之(「誰それ?」状態でしたが)を本木雅弘が演じているんだけど、彼が「軍人になる」と決意したあたりで私の心は決まりました。「このドラマは見ねばなるまい」と。
自分では認めてないのですが、どうも私の中で密かに「軍人ブーム」が起きてますね。このブームの出所はわかっているんです。間違いなく「不毛地帯」。不毛地帯を読んで初めて、第二次世界大戦の終わりあたりの背景とか雰囲気がつかめてきた私。「大本営」とか「関東軍」とか「シベリア抑留」とか、初めて知ったのであった〜(きっと普通は知ってるんだよね?)。日本軍について急にイメージが湧いてきたもんだから、こないだNHKでやってた「真珠湾攻撃の謎」とか見ちゃってるし。従来のnacci的にはありえないし。母は間違いなく訝っているでしょう。もしかしたら自衛隊員と付き合ってるとか思ってるかもしれん。


でっ 「坂の上の雲」ですが、今 日清戦争のあたりです。お恥ずかしい話を繰り返して申し訳ないですが、日清戦争の背景とかも当然知らないわけですよ。でも渡辺謙(ナレーション)が全部説明してくれるのでもうばっちりです。

やっぱりねぇ、学校で歴史を教える先生には、歴史をドラマチックに語る力が求められるんじゃないかなぁ。そうすればこんな風にすっと頭に入るんだから。現に、高校の世界史で相当ドラマチックに授業を聞いたイギリスのヘンリ8世のあたりとか、私かなり詳しいもの。


そんなこんなで日本史も時代劇も大河ドラマも全く興味がないと豪語して生きてきたものの、実は歴史モノの洋画が大好きだったりして、もしかしてとは思っていましたが、今後、今更ながらに歴女化する可能性があるなぁ〜。


っていうか阿部寛がカッコよすぎるんだよ、、、、、、、、、、先週、松たか子(が演じるお嬢さん)と結婚しちゃったよ、、、、、、、、、