「流星群」

「流星群がくる!」
僕の手をとって君が駆けだす
僕は少し面倒くさそうに  でも本当は嬉しくて



空のひらけた草原で  手をつないで寝ころんだ
頭上に広がっているのは  星空の海



「星の流れる音を聞く?」
君は星の魔法使い  僕の耳にも届けてくれる
かちり、かちりと  星の流れる微かな音を



君は僕のものじゃない  けれど誰のものでもない
いつか空へと帰るなら  僕に合図をしてくれる?



僕が空を見上げた時に  星の流れる音を聞かせて
きらり、きらりと  微かな音を