「君の髪は」

「あなたの髪は春風の吹く草原」
とても暖かな日に君が言う 僕の髪をくしゃくしゃにして



村上春樹なメタファーは 僕にはまるでわからない
それでも君が僕の髪と 素敵な気分でいるのは確か



少し遠い瞳をした君は その春の草原にいるのだろうか
僕はそこに行けなくて とり残されたように立ち尽くす
君は春の草原で そんなに幸せそうなのに



「君の髪は、、、、、」
僕はつなぐことばを知らない
君の髪に触れているのが こんなにも素敵なのに



秋がきたら 君はどこへ行くの
僕がそこへ行けなくても 君がこの草原に来てくれるなら
僕らはいつもつながっている