ラテンの風が吹く頃

そろそろラテンネタに飽きてきましたか?でも書いてる本人が全く飽きていないので、仕方がないですね。
中南米の仕事から離れてしまってからは、むしろ「中南米ホームシック」的な症状で、中南米の仕事をしている前の同僚たちよりもむしろラテンな日々を送っている私です。

先日なんて、「バーでモヒート(キューバのカクテル)を注文したら、間違ってピスコサワー(ペルーのカクテル)が出てきちゃった」という夢を見ました。どんだけラテンやねん。スペイン語を話している夢も見ます。(注、別に私はスペイン語が流暢に話せるわけではありません)


で、先週はものすごい激しいラテン・ウィークでした。

まずはもちろんワールドカップですが、ウルグアイは負けてしまったけどスペインがなんとか決勝に勝ち残ったっ☆☆☆
起きて見るつもりはなかったんだけど、5時に勝手に目が覚めたので(老人ではない)、一番いいところを観戦することができました。決勝がゲルマン対決にならなくてよかったよ〜。


びじゃかっこいい。
イニエスタスペイン語の教材で教材で使ったので愛着がありますが、顔は好きではないので載せません。
・・・やっぱり載せとくか。大スターだもんな。

中南米が敗退してしまったので、スペインを全面的に応援することにします。もちろん3位決定戦も見逃せません。がんばれウルグアイ!と思ったらテレビ放映なし!!!うぉーん。ラテンがどうこうじゃなくて、ワールドカップの第3位決定戦だよ?いくら日本が敗退してるからって、こんなことでは、まぁ日本もここまでだな、、、と「日本におけるサッカー文化」の限界を見たような気がします。

ラテン諸国では、自国が敗退しても(っていうかワールドカップに参戦すらできていなくても)公園に巨大スクリーンを設置して、こぞって観戦してるみたいです。中南米では、まずは中南米の国を応援し、次にスペインを応援するそうです(私と同じじゃん)。仕事中でも、「観戦」しに外へ行っちゃうんだって。ま、ラテン人のそういうところが、好きなんだけどね。

大陸つづきだから、まずは同じ中南米の他の国を応援するのは当然なのかもしれないけど、日本人にはそれをそのまま感じるのが難しい感覚ですよね。アジアの他の国をそこまで(仕事サボってまで)応援しようと思わないものね。南米の国同士は言葉が共通っていうのもポイントかもしれないな。

で、ラテン・ウィークのその他活動記録(サッカー以外)ですが、
「日墨友好400周年記念の音楽劇」を見に行ったり(あ、日墨って日本とメキシコね。)、

「中米映画」を観にいったりしました。ちなみに映画を観る前の軽食はタコス屋でメキシカンフードです。
Sin Nombre (Score)
この映画、ホンジュラスからメキシコ経由でアメリカを目指す移民のストーリーなんだけど、先ほどのサッカーの話じゃないですが、やっぱりこの手の話も日本人には感覚的に同じように感じるのは難しい。なぜそこまでしてアメリカを目指すの?というのが、やっぱりピンとこないんですね。映画としては堪能したけれど、これを中米の人が見るような気持ちで見ることはできないんだなー・・と思います。これを見た私の頭の中には、「若者たち」(下記参照)が流れました。

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君の行(ゆ)く道は 果てしなく遠い
だのになぜ 歯をくいしばり
君は行くのか
そんなにしてまで

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そんなこんなで、本当にラテン汁を浴びっぱなしの1週間でした。

なぜ私は行くのか
そんなにしてまで。。。