テレビを語る(「がんばった大賞」について)

私はあまりテレビを見ません。「これをみる」って決めて見るようなもの以外は、だらーっと見てる時間が果てしなく無駄な時間に思えるもので。

その中でも得に私がイライラする番組が、本日やっていた「フジテレビ がんばった大賞」です。
この番組、元はいわゆる「NG大賞」ですよね。子どもの頃、大好きで毎回楽しみに見ていました。いつも真面目にやっている報道番組のほほえましい失敗シーンとか、好きなドラマのNGシーンってすごく面白かった。
それがいつしか、NGシーンの前にやたらOKシーンを見せるようになり、「妙に冗長だな〜、イラっ」と思わせる時期を経て、今の「がんばった大賞」というヘンなタイトルの番組になってしまった。だいたい何ですか?「がんばった大賞」って。例の、「小学校の運動会でもかけっこの順位をつけない」系の意味不明な「配慮」ですか?
この番組になってからは「見ない」または「見るとしても批判するためにあえて見る」状態に陥っていました。(←ここまで過剰に反応しているあたり、やはり昔の「NG大賞」が大好きだった為にどこか自分の中に「期待」があることは否めない・・)
特に、司会のクサナギ君が毎回毎回痛々しすぎるし、内容も「半期にやった番組の寄せ集め」に過ぎなくなってるし、全然面白くないっ。

・・ところが今日の放映は、絶対見なければいけないものがあったんです。そう、ドラマ「不毛地帯」。小説も読み込み、ドラマも欠かさず鑑賞し、あそこまで重厚でシリアスなあのドラマの役者たちがNGを出して相好を崩すところをどうしても見たい!!!でもあの番組を最初から見るほど私はヒマじゃない!

というわけで、テレビの無い部屋で音声だけ聞きながら(ちなみにAV機器を使ってテレビ音声を視聴)、前半の「ただお笑い番組の思い出シーンを流すだけ」部分を受け流し、「ドラマ・・」という声が聞こえた時点でテレビの前へ。

むぅぅぅ、セリフを間違える唐沢寿明柳葉敏郎!あまりにもシリアス、あまりに重苦しかったドラマだけに・・・あぁーこのギャップがたまらんのぞ。ワシはこれで満足じゃぁ!これでもう、思い残すことはなんにもありゃしませんぞな、だんだん!(あ、なぜ伊予弁?)

今回の「不毛地帯NGシーン」には、大大大満足でございました。
ドラマコーナーが終わったらすぐにテレビは消し、大変に気分がようございます。ご清聴有難う御座いました。



おぅ!壹岐君!よう頑張った!(by大門社長)